The Japanese Way -日本という流儀に誇りを持て-

自信を失った人々

自信を失っていませんか?1 人の人間として、また 1 人の日本人として。

日本は失われた20年を経験しました。この表現、いつの間にか “decade” から “two decades” になってしまった。私は、かつて、このままでは “lost decade” どころか “lost two decades” になってしまうと冗談交じりに言っていたのですが、それが冗談ではなくなってしまいました。おまけに最近では「失われた40年」が囁かれている…。

最近、日本経済に明るいニュースが少ないです。ここ最近で私が一番ショックだったのは家電業界の没落です。Panasonic が過去最大の赤字を出してしまいました。また、SONY も赤字で苦しんでいます。SONY は 2000 年に入ってから迷走続きです、本当にどうなってしまったのでしょうか。そして、SHARP は台湾 Hon Hai の傘下に入ってしまいました。

また、東日本大震災は日本に大きな問題を突き付けました。自然災害が如何に恐ろしいものであるかを日本人は改めて確認することになってしまった。それだけではなく、日本のエネルギー政策に大きなクエスチョンが投げかけられてしまいました。原子力発電の問題です。今年の夏の電力不足をどう乗り切るのか、また、震災のがれきをどう処理するのかという問題も残されています。私はこれらの問題が解決されたとは全く思えません。

日本には様々な問題があります。しかし、その解決は遅々として進んでいません。ここには自尊心の問題が潜んでいると私は思います。自信を失ったことが問題なのです。

熱狂的な日本ファン=日下公人さんのこと

私が尊敬する論客の一人に日下公人さんという方がいます。

日下さんは 90 年代にかなりの量の本をお書きになられました。私も当時はかなり読みこんだ1人です。最近は 80 歳を超えておられますが、まだまだ発言を続けておられます。いまだに本もお書きになられている。

日下さんの魅力はそのウィットにあります。実に当意即妙に問題の解決策を提示されます。私などは日下さんの切り口の鋭さに惚れ込んだようなものです。

ポジション的には典型的な保守のそれです。その保守っぷりは実に徹底しています。日下さんの発言の最後のオチは決まっているのですね。JAPAN AS NO.1! 結局はこれです。どんな発言も結局はこの結論に落ち着くようになっています。

「日本大好き」の立ち位置を余りにも徹底する故に、日下さんの主張には誤りが多分に含まれていると思います。冷静に考えれば、ん?と思わざるをえないものがどうしても含まれてしまう。その点は読む際に注意が必要だと思います。

ですが、そんなことはどうでもいいと私は思います。日下さんの言いたいことはたった 1 つなのです。「日本人はもっと自信を持ちなさい」日下さんはそれが言いたいだけなのだと思います。日下さんは熱狂的な日本ファンなのです。そして、私も日本人はもっと自信を持つべきだと思います。

日本という流儀

私は「日本という流儀」あるいは「日本流」という言葉を使いたいと思います。

世界には様々な人が住んでいます。そして、そこには様々な流儀があります。ですが、必ずしも、それらの真似をする必要はありません。きちんと自分たちの頭で考えることが必要です。自分たちの抱える問題を自分たちの流儀で解決することが大切です。

世の中の問題の殆どはコンテキストフリーではあり得ません。大抵の問題をどう解決するかは文脈に依存します。言いかえれば、問題を解決するためには、その置かれた状況や仮定を前提として考えていかざるをえません。問題なんて誰も解決してくれない、解決のしようがないのです。だって、他人には問題解決の前提条件が分からないのですから。自分たちの問題は自分たちで解決策を考えなければならない。

日本の流儀で問題に対峙しましょう。日本流で問題を解決しましょう。

その態度は実に誇らしいものだと私は思います。

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