ブラジルやロシアのネットが熱いと思う理由

ロシアのネットはまだまだ伸びる?

去年あたりからですが、私はロシア語の勉強を始めました。電車の中でロシア語のテキストを読んだり、iPod の中にロシア語の教材とかを入れて暇な時に聞いています。まだまだド素人もいいところですが、気長に勉強していくつもりにしています。

ロシア語は難しいです、本当に。今まで既知の日本語とか英語とは文法体系が異なります。フランス語は、まだ英語からスムーズに入り込めましたが、ロシア語はそういうわけにはいかない。かなり手ごわい相手です。その分ファイトが湧いてきますけどね。

ロシアのウェブサイトってご覧になったことありますか?かなり面白いですよ。ただ、ロシアのサイトを探検しようと思うとどうしてもロシア語が分からないと辛いです。だから、私はロシア語を勉強しようと思っているのですね。

個人的にはロシアに興味があります。あの国も調べれば調べるほど面白いです。私はロシア語を勉強したり、ロシアのことを調べておいて損はないと思っています。それは何故か?ロシアのインターネットが、まだまだ伸びてくると思うからです。そのあたりを検証してみましょう。

主要国のネット普及率

まず、主要国のネット事情を確認してみましょう。主要国のインターネット普及率は下図のようになっています。

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このグラフでは名目 GDP の大きい順番に 20 位までの国をピックアップして記載してみました。ちなみに、香港はランク外なのですが、参考程度に乗せてあります。中国があまりにも普及率が低く出過ぎてしまうからです。

ちなみに、本当にインターネットの普及率なんてどうやって計算するんだ?と思わなくもないですね。データの妥当性に関しては、かなり眉に唾付けて見ておいた方がいいと思います。あくまでも目安程度でしょうね。

さて、各国で色分けをしてみましたが、そこには根拠があります。下のグラフを見てください。

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ここでは、2000 年時点でのインターネット普及率を横軸に取り、2010 年時点でのインターネット普及率を縦軸に取ったマトリクスを用意してみました。マトリクスの右側に行けば行くほど、2000 年時点でネットが普及していたことを表します。同様に上に行けば行くほど 2010 年時点でネットが普及しています。このマトリクス上に各国がどのように分布するかをプロットしてみました。そうすると、いい感じに各国がグループ化できそうです。ここでは次の 4 グループに分類してみました。

(1)[ネット先進地域] グループ

(2)[キャッチアップ] グループ

(3)[エマージング] グループ

(4)[まだまだこれから?] グループ

各グループごとのネット普及率の推移

それでは各グループごとで詳細に見ていきたいと思います。実は、どのグループも単調な増加にしかならないので退屈と言えば退屈なんですが、しばしお付き合いください。まずは、[ネット先進地域]グループから見てみます。

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主に北米ですね、アメリカ、カナダあたり。このあたりが当然でしょうがネット先進地域に入っています。

それから、オーストラリアもネット先進地域ですね。あまりイメージが湧かないのですが、何でネットの普及に力を入れたのでしょう?勉強不足なのでその点は私には分からない。今後の研究課題かなぁ。

それと実に面白いですねぇ、韓国とオランダ。欧州と東アジアの各リージョンでパンチの利いた戦略を取ったこれらの国がネット先進地域入りをしています。最後にスイス、と。

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次はキャッチアップグループです。追い付き追い越せグループと言ってもいいでしょう。

このグループを特徴づけるのは欧州というキーワードでしょう。ドイツ、フランス、イギリス、イタリア、スペイン…。もう EU 諸国勢ぞろいです。これらの国は 2000 年初頭のインターネット普及率は低かったのですが、それ以降急激にインターネットが普及したようです。そして先進地域に追い付いたという筋書きなわけです。

それから、キャッチアップグループには日本がいます。確かに日本もインターネット後発組でしたね。誰のお陰かは分かりませんが、とにかくキャッチアップしてネット先進地域と同レベルの普及率にまで漕ぎ付けることができています。

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エマージンググループを特徴づけるキーワードは BRICs でしょう。BRICs の B(Brazil), R(Russia), C(China) が入っていますね。メキシコ、トルコあたりも BRICs のネット普及率と歩調を合わせています。これらの国も面白そうですね。

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インドが [まだまだこれから?] グループに入ってしまいました。インドネシアもあまり普及していないようです。どこまで本当かは分からないですが、この数字を見る限り、未だにインターネットは普及していないみたいです。

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最後に、各グループ内での平均値でトレンドを見て見るために上図のようなグラフを作ってみました。このグラフから、[キャッチアップグループ]が 2010 年までに [ネット先進地域]グループに追い付いてきていることが分かると思います。その差がかなり縮まってきました。また、[エマージング]グループは [キャッチアップ]グループの 2002 年あたりの普及率に相当することも分かると思います。つまり、[エマージング]グループの国のネット事情というのは 2002 年頃の日本と同じ感じなのかな、と想像を働かせることができるわけです。

エマージングなエリアのネットが熱い

今までのお話の流れで重要だと私が思うのは「世界全体で見ればまだまだインターネットは普及期にある」ということです。まだ伸びシロはあるということです。日本はかなりインターネットが普及してしまって当たり前になっているわけですが、世界全体を見回せば「さぁ、これから」という地域もいっぱいあるわけです。

特に [エマージング]グループの国や[まだまだこれから?]グループの国に注目するのは面白いと思います。特に、[エマージンググループ]の国というのは 2002 年頃の日本と同じような状況を想像すればいいわけです。インターネットについて、まだまだ面白いモノが、これらの国から出てくるのではないかと私は思うのです。

中国は日本からも近く、多くの人が注目していると思います。そして、実際面白いサービスは結構ありますね。Baidu だとか Alibaba だとかですね。これらのサービスは十分面白いと思います。

ですが、私が個人的に面白かなと思うのは、ブラジル、ロシア、トルコあたりです。このあたりの情報ってあんまり入ってこないので、直接ネットで探りに行くのが非常に面白いのです。実際、ロシアとかに情報を拾いに行くと「え?」と思うことがいっぱいあります。新しい発見が次々出てきて非常に面白いのです。

これらの地域のインターネットが非常に熱いと私は思っています。