1人あたりの自転車保有台数と自動車保有台数は無相関

1人当たり自転車台数と自動車台数の相関を調べてみる

以前からこのブログでは日本における自動車の数と自転車の数をネタにして幾つか記事を書いてきました。記事を書いていると、自然とデータが溜まってきます。また、自転車とか自動車について、ネットで調べ物をしていくうちに知識も溜まってきます。

何処かでちらりと「自動車の保有台数と自転車の保有台数は逆相関の関係にある」といった話を耳にしました。つまり、自動車の台数が多い地域は自転車が少ないということです。それを見たときは、まぁそうだろうなと私は思いました。普通に考えるとそうですよね?常識的に考えれば、自動車と自転車はある程度までは代替的な関係にあると考えるのが自然でしょう。

ロクに調べもしないままに私もそのような言説を信じていました。手元にデータが無ければ決して自分で検証しようとは思わなかったでしょう。ですが、私の手元にはデータがあります。たまたま、データも手元にあることだし、ちょっと検証してみようかと軽い気持ちで調べてみたのですね。

そうすると、これが意外にも自転車の台数と自動車の台数の間には相関がないことが分かります。

BL201205-53-01.png

上図を見れば分かると思いますが、R2 が 0.186 しかありません。統計的に言って両者はそれほど相関が強くないのです。これは何を意味するか?自動車の保有率が高い地域ほど、自転車が少ないとは言いきれないということです。

都道府県別に分類してみる

もう少し調べてみましょう。人口 1 人当たり自転車保有台数と人口 1 人当たり自動車保有台数の多寡で分類して色分けしてみるとこんな日本地図ができあがります。

BL201205-53-02.png

濃い色の都道府県は全国平均以上の自転車保有率と考えてください。赤系統の都道府県は全国平均以上の自動車保有率になっています。逆に緑系統で色を塗った都道府県は平均以下の自動車保有率です。

ここからどういう物語を読み取るか…。これ、結構な難題です。

まず、確実に言えるかなと思うのは、自転車を多めに持つ地域と余り持たない地域に分かれることです。関東、東海、近畿、四国、これらの地域は自転車の保有台数が多めになっています。逆に、東北、北陸、中国、九州の人は、あまり自転車に乗らないのかもしれない。自転車の保有台数は地域ごとにくっきりと色分けされるようです。

それから、3大都市圏(ただし中京は除きます。トヨタのお膝元だからでしょうが)と札仙広福を含む地域は緑色になっています。つまり、これらの地域の人は自動車をそれほど保有していない。これは都市部に住む人ほど自動車の保有台数が少なめになるということかもしれません。交通機関が発達しているから、あまり自動車の必要性を感じないのかもしれないですね。

ただ、これ以上の物語って…何か描き出せますかね。 私はこれ以上の物語を読み取れないなぁ。ここから何か面白いストーリーを描き出せればいいのですけれども…。

読者の皆様はここからどのような物語を紡ぎ出されますか?

※白地図は CraftMAP(http://www.craftmap.box-i.net/) の画像を利用させていただきました。ありがとうございます。

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