目の前にある情報という宝の山

ネット時代の情報活用術

その昔、情報を調べるというのは本当に大変な作業でした。

今でこそ GDP のデータなんて簡単に手に入ります。私がこのブログで GDP 他のデータを参照できるのも本当にネットのお陰です。昔は GDP なんてどうやって調べていたのだろうかと不思議に思ったりもします。恐らく、昔は図書館に行っていたのだと思います。図書館の資料コーナーに行って資料を借りていたのでしょう。そして借りた資料をどうするか?一生懸命コピーしていたのですね。今では考えられません。

有価証券報告書も昔は閲覧するのが面倒でした。私も有価証券報告書をまじまじ眺めるようになったのはここ数年のことです。それまでは図書館で閲覧していたのですね。それか自分で買うしかない。そんな面倒でコストのかかることなんて誰もしません。ですが、今では EDINET にでも行けば簡単に有価証券報告書を見ることができます。また、企業のウェブサイトで IR 情報を充実させていない所なんて今時ありえない。企業のウェブサイトからは非常に低コストで情報を取得することができます。ただし、真贋は別の問題ですけどね…。

また、情報の取得だけではなく分析も非常に簡単になりました。

このブログで書いている資料は殆ど EXCEL で作ってあります。EXCEL にデータを入れてチョイっとソートしてグラフを作る。まぁ 5 分もあれば簡単にできてしまいます。回帰分析も簡単な単回帰で十分ならば、散布図書いて近似直線を書きいれるだけです。これも 5 分かからない。私にとって必要十分な統計関数だって EXCEL には装備されているので全く困りません。

世間一般がどうなのかは私には分かりませんが、私としてはこの状況に不満を感じることは余りないです。もちろん、もっと精度を高めることは可能です。ですが、コストがかかるのですね。有料の情報に手を出したり、EXCEL 以外の解析ツールを使うとかすれば精度は高まるかもしれません。ですが、とにかくコスト(お金だけではなく学習コストとかも含む)が掛ります。そういうことを考えれば、私にとっては今ぐらいがちょうど良いかなと思います。

目の前の情報という宝の山

一体どのぐらいの人たちが一次情報を活用しているのだろうか?その点はかなり疑問に思います。恐らく、統計情報は余り活用されていないと思います。私の周りを見回しても新聞などの二次情報が話題になることが多いです。あと、人づてに聞いたとかそんな感じです。キチンと一次情報の数字で検証する人ってやっぱり少ないです。

ですが、これって物凄く勿体ないことだと私は思います。昔は情報を集めるのも分析するのも途方もないコストがかかりました。ですが、今は違います。今は逆に途轍もなく低いコストで情報収集と分析が実現できてしまいます。これを活用しない手はありません。

目の前に情報という宝の山があるのに、何故活用しないのだろう?私には不思議で仕方がありません。

何か疑問があれば、まず政府のホームページに行きましょう。あそこは宝の山です。統計情報も腐るほどに置いてありますよ。まず日本国政府のホームページを見ましょう。そして地方自治体のホームページも活用しましょう。どれもこれも私たちの税金で賄われているのです。非常に珍しいことに(?)、ここでは税金が余りにも有効に活用されすぎています!ここに価値を見いだせないとしたら、それは利用者側の問題だとすら私は思いますよ。とにかく政府のホームページを見ましょう!

また、企業のことが知りたいのだったら、企業の IR 情報を積極的に活用しましょう。これだって宝の山です。凄まじい情報量があります。昔は入手が面倒だった有価証券報告書を読み込みましょう。Annual Report だとか Fact Book にも目を通しましょう。株を買わない人にだって有益な情報が容易に手に入ります。業界団体のホームページも有効です。業界の事が知りたいのであれば、まず業界団体のホームページを見ましょう。意外と統計情報も手に入るのでお勧めです。

情報の非対称性を解消するのは貴方

情報の非対称性という問題は昔からよく議論されてきたことだと思います。何故、情報が非対称化するのか?それは情報を持っている側が積極的に情報公開しないからだ!政府や企業はもっと情報を公開しろ! 大体こんな感じで政府や企業は叩かれ続けてきたわけです。

ですが、かなり状況は変わってきています。もはや情報公開そのものは大きな問題ではありません。今や途轍もない量の情報が公開されています。その情報をどのように利用するかは情報の利用者側の問題です。少し意地悪な言い方になるかもしれませんが「情報を公開しないヤツが悪いんだ」という言い訳はもう使えないのです。

今や、情報の非対称性の問題は情報利用者の自己責任の問題なのです。

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