ギリシャ選挙の後でユーロはどう動く?

ひとまずギリシャの選挙が終わりました。世界は固唾を飲んでギリシャの選挙を見ていました。この選挙、蓋を開けてみれば、緊縮派の新民主主義党(ND)が勝利することで決着しました。連立政権を組むことで、緊縮派が議席の過半数を獲得する見込みです。つまり、ギリシャのユーロ存続路線がほぼ確定したということです。

すんでのところでユーロは首の皮一枚が繋がった状態です。崖っぷちにまで追い込まれたユーロは何とか命脈を保ちました。ただ、市場の反応はいま一つのようです。この記事を書いている時点では欧州市場はまだ開いていません。その時点での為替を見てみると、USD/JPY が 79.17 程度、EUR/JPY が 100.66 程度になっています。この数字はリアルタイムの数字ではないので多少の誤差があるかもしれません。確か、金曜日の時点で USD/JPY が 78 円台、EUR/JPY が 99 円台だったように思います。市場はギリシャの選挙結果にそれほど過敏に反応しているわけではありません。

やはり、ギリシャ選挙の結果が本当に評価されるのはこれからだということです。欧州で市場が開いてからが本当の評価だということです。ここからジワジワとユーロ高に振れていけば、ギリシャの選挙結果を市場は好感しているということでしょう。個人的にはその方向性で進んでほしいものです。ここを境にして市場に落ち着きを取り戻してほしいところです。というか、これ以上市場が混乱してくると、世界経済が持たないのではないかと思うのです。当然、日本だって体力に限度があるというものです…。

少々怖いのは、あまりユーロが買われず、思ったほどはユーロ高に振れてこないというシナリオです。そうなると、市場はギリシャの問題を単なる一里塚程度にしか考えていないということになります。その場合はスペインの問題が槍玉にあげられてくるでしょう。さらには、とうとうイタリアの問題にまでメスが入ってくるかもしれません。そして、再度ユーロは下り坂へ…。

まだまだ予断の許さない状況が続きそうです。市場の動きには神経質に目配りをしておく必要があるでしょう。

なお、補足しておくと、ギリシャ選挙の裏側で見過ごしていた出来事が多数あります。少しギリシャに気を取られ過ぎたかもしれません。エジプトの選挙も同日行われました。また、シリアでもきな臭い動きが出てきています。そちらにも注目していく必要があるのではないかなと私は感じています。特にシリアは…気を付けた方がいいかもしれないですね。

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