近畿2府4県の生産年齢人口の推移を調べてみた

働き手が減っている日本社会

現在、日本では働き手が減っています。先日書いた記事で生産年齢人口が減少していることを確かめました。

この調べものをしている最中に気づいたのですが、奈良県と和歌山県で生産年齢人口の減少率がワースト10に入っていました。奈良県と和歌山県といえば、近畿圏の中でベッドタウン的な場所です。そんなところで働き手となる人口が減っている。本当に近畿圏は大丈夫なのかな?そんな疑問が湧いてきました。

ということで、近畿2府4県に絞ってみると働き手の動向はどうなっているのか?ということを調べてみましょう。

近畿2府4県の生産年齢人口の推移

近畿2府4県にフォーカスをあてて生産年齢人口の推移をグラフにするとこんな感じになります。

bl20161204-01

近畿2府4県に絞ってみると、2006年には1,370万人だった生産年齢人口が2016年には1,267万人まで減少しています。年率に直せば毎年 0.78% ずつ減少している計算になります。

近畿2府4県の場合、生産年齢人口は大阪府と兵庫県に集中しています。なので減少率で見たときに奈良県と和歌山県が突出して生産年齢人口が減少しているとしても、全体としてみれば、全国平均の減少率0.69% より少し悪い程度にとどまっています。

ただ、別の見方をすれば、10年で働く人が100万人減ったという見方もできます。これって、政令指定都市丸々1つ分の人口が減っているということですよ。結構、空恐ろしい状況であることに変わりはありませんね。

滋賀県と奈良県で生産年齢人口が逆転

それと、調べていて面白いなと思ったのは、2006年から2016年の10年間で滋賀県と奈良県の生産年齢人口が逆転している点です。

2006年の時点で滋賀県90万人、奈良県94万人だった生産年齢人口が、2016年には滋賀県87万人、奈良県82万人になっています。

滋賀県は京都に近くて工場などの集積も進んでいるので意外と働く人が多く住んでいるのでしょう。交通の便も奈良県に比べて滋賀県の方が良い点も影響しているのかもしれません。滋賀県から大阪府に通勤している人って結構いますから。

全国平均並みに推移する近畿2府4県の生産年齢人口

結局、近畿2府4県だけに絞ってみていくと、全国平均より少し悪い程度の生産年齢人口減少がみられると言えそうです。全国平均より圧倒的に悪いとなれば問題かなと思ったのですが、そうではないので一安心(?)ですね。

生産年齢人口の推移を調べようと思い立った元の記事では全国の賃金水準が上昇しているとのことでした。であれば、今度は近畿2府4県に絞って賃金水準の推移を重ね合わせて見ていきたくなります。また、調べるテーマが増えてしまいました。そのうち調査してみようと思います。お楽しみに。

出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)(http://www.e-stat.go.jp/)

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